KV1の模型で、対処法の検討だろうか。
3号戦車の42口径50ミリ砲ではKV1の装甲を打ち抜くのは至難の業であった。
100メートル以内の距離から20発命中させたが一発も貫通しなかったという事例がある。
貫通し易い覗き窓のスリットを近距離から砲撃し貫通させるか、キャタピラを狙い行動不能にし、88ミリ高射砲で仕留めるか。
60口径50ミリ砲を搭載したタイプでも近距離に接近する必要があった。
いずれにせよ3号戦車の火力では威力不足だった。
KVは、ドイツ戦車兵にとって厄介な相手であった。
3号戦車写真
突撃砲の車体後部に多数の擲弾兵を乗せている。
まさに装甲擲弾兵。
ドイツ軍歩兵にとって、突撃砲は最も身近な装甲戦闘車両であり。
歩兵にとっては頼りになる盾であり、矛であった。
3号突撃砲という名称は、4号戦車の車体を利用した突撃砲が生産されるようになり、区別しやすくするため、従来の3号戦車の車体を利用して生産されたタイプを、3号突撃砲と呼ぶようになった。
ドイツ歩兵の盾 突撃砲 StuG